ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD]
???ビョーク扮するセルマは、チェコからの移民。プレス工場で働き、唯一の楽しみはミュージカルという空想の世界を創りあげること。遺伝性疾患のため衰えていく視力と闘いながら、同じ病に侵された息子の手術費用を稼ぐため身を粉にして働く毎日。そのセルマにあまりに残酷な運命が待ち受けていた…。
?「非の打ちどころのないすばらしい音楽の美と、不完全で醜悪な現実が並列して描かれている。同時に演奏する2つのオーケストラのように」と同名の書で評されているように、これほど観る人のあらゆる感情を暴力的なまでに呼び覚ますミュージカルはほかにない。ラース・フォン・トリアー監督が「ビョークはセルマであり、セルマはビョークだった」と述べたように、ビョークはセルマを演じるというよりも、セルマに心を宿したビョーク自身がメッセージを投げかけているようにみえる。
???洗練されすぎたカメラワークを嫌う監督が、100台のカメラを駆使して撮りあげたトリアーワールドは絶対に見逃せない。本作は2000年カンヌ映画祭でパルムドールに輝いた。(野澤敦子)
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最後の、映画 |
本作を見て、衝撃だった。これは映画という世界を変える作品だと、確信した。映画には、幾つか映画の流れをかえた作品がある。「戦艦ポチョムキン」しかり「ローマの休日」しかり・・。本作もその流れを汲む、と感じた。ビョークの完璧な歌声(曲も独創的で素晴らしい)もそうだし、内容も凄かった。映画を作る際、その内容を考えるのは勿論だが、本当に考えた通りに描けるのか、という作り手の覚悟もいる。この作品は余りにも凄まじく悲しく、その度合いは人が描ける限度を逸脱している。しかし、監督はあえてその作品を描いた。特に最後の絞首刑のシーンは目をそむけるほどのリアリティと悲しみに満ち溢れ、私は余りの悲しみに打たれたが同時に、「自分にはこれほどの悲しみは描けない。この監督の領域には、入れない」と感じたものだ。その覚悟こそが、本作を傑作にしたのだ。
しかし、本作以降、映画界で傑作は出ない。映画は今は如何に金を稼げるか、しか作り手の観点は無い。そして人々は映画に徐々にではあるが、離れつつある。映画はもう滅亡しようとする時期にさしかかっているのだ。しかし、本当に映画が好きな人は忘れない。かつてビョークという天使の歌声がかなでる、「ダンサーインザダーク」という余りにも悲しい、そして映画の最期を飾るにふさわしい映画があったことを。
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この映画を見て”他人の不幸は蜜の味”と思っている方に!本当にそう語れる?? |
まず!とにかく暗い(ダークサイドに引きずり込まれるほど)。
やや暗いミュージカルと思って見ようものならとんでもなく期待を外します。
よく冗談で ”他人の不幸は蜜の味”と言う方にはお奨めです。
そして見終わった後に本当にそう語れるか。。。!?
いろんな映画があるんだなぁ?と実感しました。
楽しい気分にさせる映画
怖い気分にさせる映画
笑える映画
愛を語れる映画 等
これは。。。。気分を重くさせる映画でした。
ラストのシーンはそこまで写さなくてもと!
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ビョーク、いいね! |
気の弱いロマンティストがいかにしてシビアな現実に巻き込まれていくかというお話です。
普段はオドオドしたビョークが、話し相手が自分と同趣味だと分かったときに、「貴方もミュージカル好きなの?」と、獣が獲物を捕らえるときのようなワイルドな顔つきになるのが、印象的。
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最後の歌を歌ってはいけない。 |
ビョーク演じる母親(セルマ)がとても純粋で不正などとは縁のない気丈な女性でありながら人生とは思いもよらぬ方向へ向かってしまうものだ。セルマは息子の手術代をつくるために昼も夜も工場で働く毎日。だが俗世間の汚い金銭問題に巻き込まれて彼女は殺人犯になってしまう。正しい行いをしようと努力している人に俗世間はいつも自分たちのように堕落させようとする。不幸は不幸を呼び、最悪の結末を迎えるのだがこんなにも簡単に死刑判決がでるのだろうか。視力がほとんどない女性が拳銃で人を殺害しようと思うだろうか、偶発的な事故がきっかけだとなぜ主張しないのだろうか。セルマの行動はある意味不可解ではあるが、自ら苦難の道を歩いたキリストやソクラテスのような崇高な行いのように感じられてならない。彼女が夢想するミュージカル・シーンでは敵対する人たちもなく、皆楽しそうにダンスを踊っているのがせめてもの救いではあるが、私たちはあまりにも簡単に苦難の道を歩く気高い人たちを殺してしまう。人類のレベルはまだまだ彼らのレベルに追いついていないということだ。
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強烈なインパクト |
良くも悪くも過去に観た映画の中でも衝撃の強かった作品である。
この映画を観るポイントは3点
(1)途中途中に挟まれるミュージカルで表現された世界観
(2)圧倒的に悲しく、暗いストーリー
(3)ラストシーン
これらをどう受け止めるかで変わってきます。某映画サイトでも評価が完全に二分していましたが、単に映画を娯楽として考えるのではない方にとっては観て損のない映画だと思います。
ちなみに私はあまりのせつなさに涙が止まりませんでした。ミュージカルについては好きではなかったのですが、意外に受け容れやすかったです。ストーリー自体はやや単調でもうひと工夫欲しかった気もしますけど・・・贅沢ですかね。
この値段であれば手ごろですね。
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